金融所得課税の強化や法人税の引き上げに言及しており、これらの政策が市場に与える影響が懸念される
石破ショック
9/27の総裁選で高市氏を破り石破氏が選ばれた。
石破氏は金融所得課税の強化や法人税の引き上げに言及しており、投資家からは落胆ムードになっており、株価の急落が見込まれる。
日経は来週月曜日に大荒れの予感
日経平均先物39900程度から一気に急落し38000を割り込み、2000円以上の急落を見せている。
急激な円高へ
ドル円も急激に円高方向に進み、現時点で146円台まで円安に傾いていたが、一気に142円台まで円高に進んでいる。
日本高配当株、オルカン、SP500を持っている方は要注意
石破さんが総理になったことで、金融所得課税の強化を実施する可能性が現実味を帯びてきた。
NISAには課税しないと言っているが、NISAにも影響は出てくる。
たとえば、金融所得課税の強化として、株の含み益に対する税率を現在の20.315%から30.315%にあげるようなことをすることが考えれられる。
もしこのようなことをした場合、NISA以外の特定口座、一般口座で日本株を保有し株式運用をしている人達は、株の購入をやめたり、早めに売却するということが考えられる。
特に高配当株は配当金が出るたびに課税されているため、購入を躊躇うことにつながってしまう。
これでは株は上昇する材料を失い、暴落あるいは徐々に下がっていくことになる。そのため、NISAで保有している株式資産もしくは投資信託も同様にのため、評価額が下がることになる。
また、円高方向に進んでいくことが予想されるため、SP500やオルカンも評価額が横ばいか下がっていくことになる。SP500は最高値を更新し続けているが、逆イールドが解消された現在、いつ景気後退による株価暴落が来てもおかしくはない。
やることは変わらない
とは言っても、特にやることは変わらない。
現時点で「金融所得課税の強化」は憶測に過ぎず本当にやるのか、具体的に何をやるのかが明確になっていない。
また、石破さんの影響で日銀が利上げをコントロールできるわけでもないので、円高方向に進むかどうかも未知数である。
なので積み立て投資をしている方は淡々と積み立てていけばよいのかなと思います。
若い人が報われるように
若い人ほど将来の年金がどうなるか分からないから自分で老後資金を何とかしようとしてると思います。その1つの方法として長期投資を選択していると思いますが、仮に上記のような政策をすると、若い人の将来を潰しかねません。
裏金問題は我々の生活にほとんど影響を与えませんが、今回のケースは特に若い人の将来の生活に大きな影響を与えますからね。
そのあたりは、肝に銘じて政策に取り組んでほしいものです。