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猪瀬直樹の「たかがタバコ」に思うこと

「たかがタバコ」

女子体操の主将でエースの宮田笙子が19歳でありながら喫煙していたとうことで、五輪辞退となった。

このことに対して猪瀬直樹参議院議員(77)が「つくづく日本人は劣化している。たかがタバコで何を騒いでいるのか。麻薬じゃないんだぞ!!︎ 規則尽くめの杓子定規が日本をダメにしてきたのだ。こんな些細なことで19歳の夢を潰すつもりか!」と発言している。

この発言に対して私なりに6つの目線で捉えてみたいと思う

目線① 喫煙の法律的問題

喫煙していた未成年者自身には罰則はない。

未成年者の喫煙を知りながら制止しなかった親権者や監督者に対する罰則があり、科料1万円未満が科されなる。

未成年者と知りながらタバコを販売した者には、50万円以下の科料が科される。これは主に販売した店員個人が対象となる。

要するに、喫煙者より喫煙者の周囲のほうが法律に抵触するとうことである。五輪を辞退させるかどうかは別として、喫煙していることを知っているうえで黙っていることは法に触れてしまうことである。

目線② 未成年が喫煙することの健康的な問題

運動能力への影響がある。喫煙による脳への血流低下を起こす。血中酸素濃度の低下により、疲れやすくなるなど運動能力も低下する。

しかし、20歳以上は喫煙しても問題ないが、20歳未満は喫煙すると問題になる。1歳違うだけで、そこまで大きく健康的な問題に影響するとは思えず、健康的な問題という観点からは、未成年かどうかは議論しても意味がないように思う

しかも宮田笙子は女子体操の主将でエースになれるほど身体能力が高い。だとすると喫煙しても運動することにおいては現時点では問題ないことになる。

目線③ 議員がルールを守らなくてよいという発言をすることの問題

法治主義の否定につながる。議員は法律を制定する立場にあるため、自らがルールを守らなくてよいと発言することは、法治主義の根幹を揺るがす行為。民主主義社会の基盤を脅かす危険性がある。

目線④ 猪瀬直樹ルールを守らなくてよいという発言をすることの問題

2013年に徳洲会グループから5000万円を受け取っていた問題により、東京都知事を辞任している。

猪瀬氏は「あくまで個人の借入金。一銭も手をつけずに返した」と説明し、個人としての「借用書」も提示しているため、問題はないのだが、徳洲会グループは当時、政治との関係で問題を抱えており、グループ幹部らが逮捕されていた。そのような状況下での資金提供は、政治と金銭の癒着を疑わせるものだった。

要するに猪瀬直樹のイメージがクリーンではないということだ。クリーンでない人がルールを守らなくてもよいと捉えられるような発言をするが問題であると認識されるように思う。別の議員が同じ発言をした場合は、別の反応になると思われる。

目線⑤ 議員が日本人批判をする必要性がない

日本人を批判する前に、国会議員として日本をよくする行動をすべき。それがXでツイートすることなのだとしたら、それこそ議員の劣化そのものだ

議員なのだから、自分の力で日本をよくするように自ら行動し変えてほしい。ただ野党なので、与党を批判することが仕事。直接日本をよくすることはできないが、日本人を主語に批判する必要性はよく分からない。

目線⑥ 未成年の将来を考える

19歳のこれからを考えると誹謗中傷などでこれからの人生を台無しにしてほしくない。

結論

主観が入ってしまうので、論理的な結論を導きだせるわけではないが、未成年者が喫煙したことで周囲のほうが法律に対して敏感にならざるを得ない部分はある。

もし喫煙の法律がおかしいのであれば、議員が修正するように動くべきで、議員が日本人という大きな主語を批判することで、何を得ようとしているのかが分からない。

猪瀬さんって日本のことを本当に考えて議員になったのかな。

未成年者が将来よりよい人生を歩める社会であってほしいし、そのような社会を体現できるような議員がいてほしい。