ついに円高の流れに

画像引用：円相場 1ドル＝155円台まで値上がり 為替めぐる日米要人発言で | NHK | 株価・為替

円安から円高の流れ

• 一時期161円まで進んだ円安の流れも変わりつつある
• どんなに財務省が介入しても円安を食い止めることができなかったが、遂に円安の流れが変わった

何が起きたの？

• 円高に変わった理由としては大きく2つある

①アメリカのインフレ率の低下

②トランプ銃撃事件

③介入

①アメリカのインフレ率の低下

• アメリカはインフレを抑えるために金利を上げ続けていた。その効果もあり、最近ではインフレ率が3%台まで低下している。
• インフレ率が低下すると、アメリカのパウエルちゃんが利下げしようとし、アメリカの国債の利率が下がる。
• アメリカ国債の利率が下がると、日本からアメリカ国債を買いたい人が少なくなり、アメリカへの資金の流出が止まる
• したがって、円の価値が下がらなくなる

②トランプ銃撃事件

• トランプはかねてよりドル高を懸念していた。
• 銃撃事件が発生し、次期大統領はほぼトランプで確定となった。そのためドル安政策を打ち出す可能性が高くなり、円高方向に進むことになった

③介入

• 財務省の介入は意味がないという人も多いが、抵抗線を作る上では必要な手段である。
• 直近の介入はアメリカが利下げに転じるタイミングを見計らっていたため、効果は大きい。

結論

• 今までのように介入したけど円安の流れは変わらないという考え方は危険である。
• アメリカが利下げしようとしているため、現在は円高への転換点とみるべきである。
• SP500を購入している人は、SP500自体の価格が上がっても、円高により基準価格が下がることは認識しておいたほうがよいだろう。
• だからと言って、利益確定売りをしたり狼狽売りをするようなことはせず、淡々と積み立てて行きましょう。