May Jの最も意味のある負け
May Jの最も意味のある負け
「関ジャニの仕分け∞」という番組で、
May JがLet it Goの歌を歌って見事に負けた。
私はこの負けが最も意味のある負けだと思った。
もともとこの番組は好きではなかった。
なぜなら歌を点数で勝ち負けを付ける事に意味があると思えないからだ。
機械が定めた音律通りに歌うことに何の意味があるのか。
それは人の命に値段を付けることと変わらない。
気持ちが籠っていてそれが伝わるから感動するのであって、
うまいから感動するわけではない。
無名だったMay Jが有名になり、遂にはディズニーの主題歌を歌う。
そしてその歌の点数で負ける。
今までの全勝をストップさせる。
だからこそ意味のある負けなのだ。
他の歌で負けてはいけない。
この歌で負けることが重要なのだ。
May Jは点数に押しつぶされそうになっていたという。
だからこの曲を歌う前に、音程のバーは見ずに歌うと言ったのだ。
もう分かっていたのだろう。
「点数で歌う事の無意味さ」を。
「こんなことを歌で争うことの空しさ」を。
そして気付いていたのだろう。
「歌は感動するから価値があるのだ」と。
点数なんて関係なく、人に思いが伝わる歌をこれからも届けて欲しい。