Cord Blood

母親と子は臍の緒を通じて一つの生であった。それだけ強い繋がりがあったはずなのに。

発表して緊張する理由

偉い人の前で発表すると、何故か緊張してしまう。
おまけにお腹が尋常じゃ無いほど痛くなる。

何故そうなってしまうのか。

一つには偉い人という事を意識し過ぎているからだろう。
では偉い人とは何なのか。
それは人よりも能力がある人という事だろう。

では何故この人たちの前に出ると上手く自分を出せなくなってしまうのか。
おそらく、子供の頃は先生が絶対であり逆らってはならないものだ
という洗脳があるからでは無いのか。
つまり、この人達に逆らったら罰を受ける。
だから、自分を守る為に防衛本能が働きアドレナリンが放出され、
冷静な考えが出来なくなってしまうのであろう。

つまり私にとって偉い人とは、動物世界でいうところの「天敵」なのだ。

この洗脳から抜け出すにはどうすればいいのか。
まず偉いからって、それがどうしたって事だ
。この人達は、確かに仕事の能力に関しては高いかもしれない。
だが、人間全てに訪れる死というものに対して私より考えが深いのかと言うとNOである。
むしろヒヨッコ同然だ。
だから、素人に教えてやるんだ位の感じで挑めば良い。
私の方が世の中の真理を理解しているのだから。

あと対策としては、南さんの考えを前面に出す事である。
南さんだったらこう考えるだろう。
こう話すだろうと思いながら、それを自分の言葉に変換する。
自分の考えに自信が無い時、人は誤魔化しながら話す。
だから南さんだったとこう言うだろうと考えて話してみるのも一つの手では無いだろうか。

師匠とは何か?という問いには、弟子を自立をさせるための人間である。
というのが私が共感できるなと感じたことである。
であれば、それを前面に押し出し、偉い人達に「教えてやればいい」のだ。
育て方は色々あるだろう。
だが、結果として自立しなければ、何の意味も無いのだ。
つまり、自分が共感できるなと思った事をキチンんと説明して行けばよい。
上から目線で教えてやればよい。

まー発表何ぞ死の絶対的リアリティと比べれば屁みたいなものだが。

その事について何処まで分かっていて、何処まで分かっていないのか。
それをハッキリさせる事。
わかっている事は言いたくなるから自然と言葉が出てくるだろう。
分からない事は分からないのだから、分かりませんと言えばいいだけである。
分からない事を分かったかの如く言おうとするからボロが出て緊張してしまうのだ。

何にせよ、発表する事には何の意味も無い。聞いている奴らに教えてやればいいのだ。