Cord Blood

母親と子は臍の緒を通じて一つの生であった。それだけ強い繋がりがあったはずなのに。

慶應義塾女子高校生の礼儀正しさ



慶應義塾女子高校とは日本で偏差値がトップクラスの女子高である。
勿論、慶應義塾大学の付属高校だ。

彼女らの偏差値からすると普通の公立中学であれば、
中間試験や期末試験で学内トップを取っていただろう。
私が中学の時も、そういう女の子がいた。
才女と周りから呼ばれ、部活のキャプテンで、成績はオール5だ。
こんなにも完璧な人間が存在するのかと中学生であった私は
驚きを隠せなかった。

私はこういう頭のいい人と言うのは例外なく、
ぱっとしない子だと思いこんでいた。
だが、その思い込みは脆くも崩れさった。

通勤途中でこの高校の学生とすれ違う事が多いのだが、
その中に金髪の子がいるのである。
最初はあまり頭の良くない高校のただの不良かと思っていたが、
制服は明らかに慶應女子。
しかもこの子は非常に礼儀正しい。
コンビニの店員さんにもありがとうございましたという礼儀正しさ。

人間というのは、何か自分に得意な事があると天狗になる習性がある。
周りを見てもらえば分かるだろうが、
たいした事も出来ないのに傲慢に振る舞う輩も居る。
慶應女子に合格したというだけで、傲慢に振る舞ったっておかしくない。
それこそ最高峰のレベルなのだから、周りはそれを咎める権利すら無い。
咎めるならお前は合格出来るのかと問われればぐうの音も出ない。
しかも最近は利己主義者が蔓延る世の中である。
傲慢さに磨きを掛けていたって不思議ではない。

そんな中で、頭が良く、傲らず、礼儀正しく、自らを律する事ができ、
それでいてあえて社会に反発する。これぞ正に日本社会に必要な存在だろう。
そしてこういう人が日本を根本から変えてくれるであろう。

こういう子が日本にいてくれて本当に良かったと思う。
こういう子が居られる日本はまだまだ捨てたもんじゃない。

全く関係無いが、この高校の制服は日本一清楚だと思う。