Cord Blood

母親と子は臍の緒を通じて一つの生であった。それだけ強い繋がりがあったはずなのに。

新人に対して

会社の新人の考えている事が、浅過ぎるように感じる。
指摘されたから、その通り直しているとしか思えない修正内容なのである。
指摘というのは、全ての誤りの中でたまたま目についた氷山の一角であり、
そこだけを直してもほんの一部のみしか直らない。
つまり、そこだけを直しても殆ど意味が無い。
指摘から考えなければならない事は、
他にも同じような指摘をされる事が無いのかという事、
修正した事で文章全体を変える必要が無いのかという事。
更に一番重要なのは、なぜその指摘をされたのかといことである。
その何故が分かっていれば、他の場面でも指摘されずに済む。
よって、早く仕事を終える事ができるし、
空いた時間で自分に足りない技術を身につける事ができる。
ただ闇雲に書いて、指摘されて、修正していては、
何も面白くないし、技術力はあがらない。
だとすると、そもそも意味が無いという事になり、
会社はお金を出す必要が無いという事になる。
指摘される数を減らしたいのであれば、
もっとよく自分の現状や物事を突き詰めて考える事である。
それ無しに、場当たり的な対処や形式的な方法では、
抱えている問題は解決する事が出来ないであろう。