Cord Blood

母親と子は臍の緒を通じて一つの生であった。それだけ強い繋がりがあったはずなのに。

Spring依存症

JavaOSSにSpringと言うモノがある。
コンピュータ言語でプログラミングをした事がある人であれば、
依存関係を減らした方がいいと言う事を聞いた事があるだろう。
このSpringと言うのが、その依存関係を減らしてくれるのだ、
とでも思ってくれたらよい。

別にここではSpringの説明をしたいわけじゃない。
私がこのSpringから気になっているのは、依存という言葉ある。

何でもそうだが人は何かに依存しなければ生きられない。
子供の頃は親に依存しなければ生きられないし、
大人になったら社会に依存しなければ生きられない。
動物だってそうだ。食べ物に依存しなければ生きられない。
生きるとはそういうことだ。

プログラムをしていると、より良いコードのために
依存を減らすことに躍起になる。そのために多角的な分析をする。
そしてそれを補佐してくれるSpringに手を出す。
そしてその虜になる。
すれとこれはあたかも神が与えてくれた神具出あるかの如く崇拝し、
他者に対してそれを布教してくる。

もはやSpring無しには生きられないかの如く振る舞いをし始める。
依存することを回避するためのツールに依存している姿は
非常に滑稽である。

主観的に良いものが良いという風潮に疑問を持たない未熟さと、
論理的思考が真理であると思っている愚かさに絶望感を覚える。